柳澤助産師・ICM・カナダに行ってきました!

先週、バースあおばにいらした方は毎日いるはずの柳澤助産師がいないなあ、と思ったかもしれません。実は柳澤さんはバースあおばを代表してICM(国際助産師連盟)会議に参加していました!
ICMは出産を迎える女性一人一人が、新生児と共に助産師のケアを受けられる世界を目指しています。
今回はカナダのトロントで開催され140か国が参加し、日本からは助産師が220名参加したそうです。
 
これだけの多くの国の、多くの助産師が、女性と赤ちゃんとその家族のことを考え、出産を正常に保つようにケアを提供し、またケアを提供できるように世界的に助産師の専門性を向上しようと頑張っているかと思うとますます自分たちも励まないといけないと思います!
 
柳澤さんが参加した中で心に残ったのは、カナダの保健省(日本でいう厚生省)の方の話しだそうです。
「助産師は女性とのパートナーシップを持ってほしい。パートナーシップには信頼関係が条件。
ファミリー出産が大事であること、良い出産は良い家族を生む。ネガティブ出産は自殺者を増やす。
 
トレーニングされた助産師のケアは周産期死亡を減らす。医療行為は女性への虐待行為になることがある(必要のない会陰切開のことなどでしょうか・・)」
国の保健省を代表する人からのこのような言葉はすごく重要です。以前カナダには「助産師」という職業がありませんでした。それが今では助産師も増え、ダイレクトエントリーと言って、助産師になる大学に入り助産師になることができます。(日本では大学にはいっても必ず同時に看護師の資格を取るか持ってなければ助産師にはなれません)国によっての助産師の地位が見てくるような気がします。世界ではホームバース(自宅出産)をどれだけ実施しているか、が助産師の自立度の指標となるようです。カナダでは少しずつ増えています。日本はもともとは多かったのに、どんどん減っている。それどころか、ホームバースができにくいような法的環境が作られようとしている?世界から賞賛されている日本の助産師の技術をどうしたら守れるのでしょうか。
柳澤さんがICMに参加し、改めて感じたのは、自分たちが今やっていることは、世界に比べても高水準であること!パートナーシップで考えても妊娠中、もしくはそれ以前から、そして出産、産後、卒乳、次の妊娠、また産後、子育てとバースあおばはずっと女性とその家族のよりどころになっていると思います。自分たちがやっていることは、やっぱり間違っていないことだと再確認できました!
これからは先進国の助産師としてどうケアをしていくか考えています。晩婚化、少子社会、核家族、高齢社会の中で育児世代は少数派になりクローズアップされにくい中でアピールしていかないと!と話します。
産後ケアも注目されていますが妊娠中からが大事。妊娠中からたくさん話して、気づかせてあげることができる、産後に悩むことが少なくなると考えます。助産師からだけでなく、妊婦さん同士の関わりもあってママたちを孤立させないようにできる!(まさに今やっているウォーキングがそうですよね!)
助産師も声をだしていきますが、一番効果があるのは、助産師のケアをうけたママたちの声です!女性に必要なケアはここにある!このケアを続けていけるように社会に伝えていきましょう!
おまけ・楽しそうな柳澤さん!
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